大容量のタンパク質濃縮

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限外ろ過(UF)は、分子の大きさと形状によって分子種を分離するための、半透膜を用いた加圧循環プロセスです。UFはきわめて効率的で、濃縮と脱塩処理を同時に行うことができます。化学的析出法(エタノール、フェノール/クロロホルム)とは異なり、不安定な分子を変性させることの多い相変化はありません。初期濃度が5ng/mLと低い DNA および RNA サンプルでも、通常は数分以内に濃縮され、共沈殿の手法を用いることなく99%の回収率を実現します。

遠心式フィルターデバイスは、DNAやRNAの濃縮と脱塩処理に強力なツールになります。遠心濃縮ユニットは、大量サンプルから高分子と低分子を分離する場合に理想的なデバイスです。メルクの大容量遠心式フィルターデバイスは、組み立てられた状態でお届けするので、すぐに使えます。処理量20mLと70mLの各種デバイスをご用意しています。それ以上の容量の場合は、複数のデバイスを同時に遠心することができます。遠心時間は一般に数分程度です。撹拌式セルとは異なり、この遠心デバイスはオペレーター不要です。タンクを再充てんする必要もなく、そのため有害な汚染のリスクも少なくなっています。

メルクの撹拌式限外ろ過セルは、3~400mLの高分子を迅速に濃縮・精製するよう設計されています。撹拌式セルデバイスは、大量の溶液からタンパク質を精製するために使用されているロングセラー製品です。しかし、組み立てや使用ごとの洗浄の必要があり、分離時間も非常に長かったことから、多忙で人手も少ない実験室では困難がありました。