Merck-JP:/01_JP_Image/JP_Event/2014/PS_Sinclair_80x80.pngAndrew Sinclair 氏
MSc, CEng, FIChemE Managing Directeor,
Biopharm Services Ltd

将来の施設のリスク軽減を目指したシングルユーステクノロジーの役割について

発表要旨
ダウンストリームプロセスは、この5年間に目覚ましい進歩が成し遂げられ、ダウンストリームの連続操作を考えることも可能になりました。シングルユーステクノロジーの連続的な操作は、新たな製造アプローチの考察を実現しましたが、実用性とコストに関連して検討すべき問題が多数存在しています。本フォーラムでは、BioSolve Processモデリングパッケージを使用し、プロセスの考察を踏まえて連続的プロセシングの経済性に関する具体的な課題を検討します。

  • 経済性、必要スペース及び投資要件という観点での、バッチプロセシングと比較した連続プロセシングの意義とは何か?
  • シングルユーステクノロジーにより連続プロセシングへの移行がどのように促進するか?複数品目製造の環境における経済性、投資及び品目変更の観点で、運用上の意義は何か?連続的プロセシングを補助するディスポーザブルテクノロジーを検討できるか。
  • 従来からの設備、運用スケール、及び汎用性を検討するときの意義は何か?
  • 施設構成に関する意義は何か、またこれがどのように再製造におけるリスクを軽減するか。

プロフィール
理学士、生物化学工学修士、公認エンジニア(CEng)、化学工学学会フェロー(F.I.ChemE)、英国王立工学アカデミーフェロー(F.R.Eng.)ロンドン大学生物化学工学部主任客員講師

Andrew Sinclair氏は、Biopharm Services社を1998年に設立されました。同社は、テクノロジーをベースにバイオ医薬品製造の最適化を専門とする大手サービス企業です。最新のプロセスシミュレーションとコストモデリングのソフトウェアツールを開発しています。氏は、製造と物流、メンテナンス、及び資本プログラムのマネジメントに至るまで、これまで直接経験され、責任者として貢献されてきました。
同氏は、Lonza社、Eli Lilly社、GSK社といったバイオ医薬品分野の製造部門及びその請負業者に、25年あまり勤務されました。パイロット設備及びバイオ医薬品製造設備の設計、建築及び運転の責任者として貢献されました。
Biopharm Services社の立上げ前は、Lonza Biologics社のエンジニアリングと物流の部長をされていました。運営会社の製造、物流、メンテナンス、及び資本プログラムのマネジメントに至るまでを直接経験され、責任者として活躍されました。