 
有機物量は、全有機物中の炭素量を示す値として全有機体炭素(Total Organic Carbon : TOC)で表すことができます。
 超純水装置 Milli-Qシリーズは、TOCモニターを標準装備して、水質を比抵抗だけでなく TOCでも表示して、試験の精度確保に貢献します。 
精製された超純水や純水の一部を、測定セルに導き、バルブを閉じ、導電率を測定します。
 185nm紫外線ランプを点灯すると、有機物の酸化が始まり、導電率が上昇します。
 完全に酸化が終了し、導電率の変化がなくなったところで、再び導電率を測定し、最初の導電率との差を TOCに換算します。
 
 
 
 
 
 
 
 
メルクミリポアの TOCモニターは完全酸化方式。
 モニターではセル内で超純水中の有機物を完全酸化(t2)してから、導電率の測定を行うため、どのような有機物が含まれていても正確なTOC値が得られます。
 他の多くのラボ用超純水装置に搭載されているTOCモニターは酸化の途中(t1)で導電率を読み込む方式です。
 表示するTOC値は経験値で科学的な根拠はありません。
 同量のTOCでも水中に含まれる有機物の種類により表示されるTOC値は変わります。
 
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