近鉄ビルサービス株式会社 様

水質検査や排水分析にMilli-Qを活用
導入機器
超純水・純水製造装置 Milli-Q IQ 7005
お客様
近鉄ビルサービス株式会社様

総合ビルマネジメント全般から建築物飲料水水質検査業(以下 水質検査)や環境計量証明事業(以下 排水検査)と幅広く事業展開されている近鉄ビルサービス株式会社様。
2019年に超純水装置Milli-Q Integralを更新するにあたり、メルクの新製品Milli-Q IQ 7005を採用。
その導入の背景から実際の使用状況について、ビルメンテナンス事業本部 業務推進部 部次長 井上 正敏様、技術管理課 課長 西河 成泰様、大原 孝子様、西本 美保子様、藤井 徳美様に話を伺った(インタビューにご参加いただけませんでしたが、杉田 奈央子様、山野 瞳様も検査員としてご活躍中)(本文中KBS、敬称略)。

- 御社の業務の内容を教えてください。
KBS:総合ビルマネジメント企業として1972年に創業しました。大阪本社、奈良・京都・中部・東京支店で800程度のビルを管理しています。有名なところでは、あべのハルカスの管理も請け負っています。また、1981年(昭和56年)には水質検査業務を開始し、現在では年間4,000件以上の水質検査(以下 検査)と排水分析(以下 分析)を実施しています。

- 検査と分析業務を実施していらっしゃる中で、特に大事にされていることはありますか?
KBS:「正確・迅速」にお客様に報告書をお届けすることです。検査方法は公定法で決まっていますので、誰がやっても同じ方法で結果を出すことが必要です。正確な報告書を迅速に提出し、飲料水の検査では「安心して飲んでいただけること」、プール水や浴槽水の検査では「笑顔で楽しんでいただけること」を願っています。 もちろん、最前線で管理している現業社員の努力があっての検査や分析結果の基準値適合です。きちんとした設備管理の結果を数値で保証するという責任を担っていますので、何度やり直しても、「正しい」結果を出すことを心がけています。

- 検査や分析には超純水を使うことが多いと思いますが、Milli-Qの用途は何でしょうか?
KBS:イオンクロマトグラフやTOC計のブランク水、ゼロ水です。ベースを取るゼロがゼロでなければ、測定結果はニセの値となってしまいます。Milli-Qを導入する8年前までは、蒸留器とボトル入り超純水を購入して使用していました。ボトル入り超純水は3L容量のもので重く、また封をあけると水質が劣化するため一度の使い切りとしていました。また、蒸留器はなかなか純水が貯まらないわりに捨てている排水量があまりにも多く、水質もTOCが高く菌が増えやすいという問題があり、Milli-Qの導入に至りました。Milli-Qを使い始めてから8年たちますが、ベースがずっと安定しています。

導入の経緯・理由

機器は必ず年1回の点検と保守サービスに加入しているので、使い方を教えてもらえたりきちんとメンテナンスも実施してもらえるサポート体制は選択理由のひとつ。
社内撮影画像

- 8年前にMilli-Q Integralを導入、2019年にMilli-Q IQ 7005に更新をされました。今回の更新のきっかけは何でしたか?
KBS:販売店からの紹介とMilli-SATスーパーバリュープランの対象期間であったこと、また使用量が増えてきて製造能力をあげたいと思ったこと、さらに検査室のリニューアルのタイミングでもあったことがきっかけです。 装置選定の段階では、展示会で他社製品も見ましたが、使い勝手などを比較してやっぱりMilli-Qかな、と思いました。最終的に、装置の仕様と販売店が信頼でき、またMilli-SAT認定技術員の方が親切に使い方を教えてくださり、メンテナンスもきちんと実施していただけるサポート体制が良かったため、Milli-Q IQ 7005を選びました。サポートサービス*も費用対効果としては適切だと思いました。弊社では、機器は必ず年1回の点検と保守サービスに加入するようにしています。検査や分析の時間にはきちんと機器を使用することができるよう、予防を念頭においた維持管理は必ず実施しています。

*弊社Milli-SATサポートプラス/Milli-Q Service

導入のメリット・効果

定量採水モードの精度が高く、作業効率が大幅にアップ。

- 入室した際、きれいにMilli-Qを設置いただいているなと感じたのですが、リニューアルされたタイミングだったのですね! 実際に導入されていかがですか?
KBS:採水スピードが指先だけで手元で変えられる点や採水ボタンが軽くなった点、装置の音がとにかく静かになったこと、水が足りない心配がなくなったこと、採水口の上下のスライドが任意の場所で固定できるので小さいビーカーから大きなメスシリンダーまで十分入るようになったことなど、とても便利になりました。 また、定量採水モードの精度が高く、作業効率が大幅にあがりました。毎日、検査開始前と開始後に定量採水の精度を確認して、一日の信頼性を保ちつつ効率的に運用しています。

- 一日の最初と最後に定量採水の精度を確認することで、信頼性を保つ方法はMilli-Qを使用されている皆様に役立ていただける使い方だと思いますので、共有させていただきます。逆に、こうなったら良いなと思われることはありますか?
KBS:装置とPOD類をつなぐジャバラが少し固いかなと感じます。また、多少採水スピードが下がったとしてもE-PODとQ-PODで、同時に採水ができれば便利ですし、給湯器が風呂優先・台所優先を選べるように、どちらを優先するかを選べたりするとより便利だと思います。

- 貴重なご意見ありがとうございます。ジャバラの中には超純水が流れるチューブの他に電気信号の送受信を行うケーブル等が入っており、中を守るために固い構造になっています。E-PODとQ-PODの同時採水については、他のお客様からもご要望をいただくことがありますので、開発側にフィードバックしておきます。

- メルクのミリスクールにも参加いただいていますが、講習会等は活発に利用されて技術の向上に努めていらっしゃるのでしょうか?
KBS:はい。検査・分析室にいると得られる知識は限られてしまいますので、特に基礎的な内容のセミナーは、上司の後押しもあり、良いと思ったセミナーがあれば参加するようにしています。参加することでメーカーと直接つながることができることもメリットと考えており、積極的に質問もするようにしています。お互い顔を知ってコミュニケーションを図っておくことで、何かあったときに安心できますしね。

製品画像
超純水製造装置 Milli-Q IQ 7003/05/10/15

- 私たちも同じように感じています。
弊社ではインターネットを使ったセミナー(ウェビナー)と会場にお越しいただくセミナー(ミリスクール)を開催しています。ウェビナーは時間的な効率の良さがメリットであり、近年様々な企業で開催が増えてきていますが、ミリスクールはお客様とメーカーが直接コミュニケーションをとることができ、日常的な疑問が解消されることで安心感を得ていただける場と考えています。セミナーではなるべく全てのお客様とお話しできるように心がけています。

本日はお忙しいところ、たくさんのお話をお聞かせいただきありがとうございました。


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メルク ライフサイエンス ラボウォーター事業部

 

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